起業に向く人の黄金ルールとは?

目次

起業に向く人の黄金ルールとは?

あなたは起業に向く人でしょうか?或は向かない人でしょうか?

こんなご質問をするには、理由があります。

ある日、会社員のKさんから、こんなご相談を受けました。

「私はよく貴方は起業家に向いていると言われるんです。最初はそうなのかな・・・くらいの気持ちでいましたが、最近ではやっぱりなと自分自身でも思うことがありました。

私って、起業家に向いていますか?」

という率直なご質問でした。

確かに最近では、先行き不透明な時代に、会社員から起業家を目指す人が増えてきました。

また、以前では考えられないような副業が当たり前の時代になってきた時代背景の影響もあるのかもしれません。会社員をやりながら週末だけ起業をするなどという副業スタイルの人や、起業を本格的に視野に入れて会社員生活を送っている人もいます。

そこで、今回はどんな人が起業に向いていて、その黄金ルールと言えるものは何なのだろう?ということを、ズバリ解説していきたいと思います。

具体的な起業に向く人の3つの黄金ルールとは?

あなたは将来的に起業をしたいと思っている人でしょうか?

或はもう既に起業をされていて、最近、「私って起業に向いているのかな?」と少し不安を感じている人でしょうか?

起業に向く人の黄金ルールを3つに絞ってズバリお答えします。

1:行動に変える力が強い人

よく起業をした人に話を聞くことが多いのですが、「起業をしたくて起業をしたのではなく、気づいたら体が動いていて、起業をしていた!」という人が多いことに気づきます。

用意周到!、準備万全!というのではなく、動機は人それぞれなのですが、いてもたってもいられなくなり起業していたという人が多いものです。

つまり行動が先だったというわけです。

そこに強い動機付けがあれば行動に変える原動力になっています。

2:失敗をしても立ち直りが早い人

挑戦をして前に進むためには、失敗はつきものです。

失敗しても立ち直りが早い人は、失敗=成長と捉えています。

どんな人でも、失敗をすれば感傷に浸り落ち込んでしまいますが、その落ち込みからの立ち直りが早いのです。

なぜ立ち直りが早いのか?といえば、失敗をすることはそこから学ぶこともあり成長をすることだと捉えており、焦点というのか視点が違っています。

どうして今回はうまくいかなかったのだろう?

次回はどんな改善をしていったらいいのだろう?

というように、失敗を自分自身に対して目を向けるのは一瞬であり、直ぐに失敗の課題に焦点を向けており、次の成功に結び付けるためにどうしたらいいのだろう?というように前に進みます。

3:自責の人

まず、「自責」と「他責」という相反する言葉がありますが、この言葉の意味からお伝えしていきます。


「自責」・・・自分で自分の過ちをとがめること。また、自分に責任があると考えること。

「他責」・・・自分以外の人や状況に責任があるとして、とがめること。

引用元 「Goo辞書より」


 自責(じせき)の意味 – goo国語辞書自責(じせき)とは。意味や解説、類語。自分で自分の過ちをとがめること。また、自分に責任があると考えること。「自責の念に駆られる」⇔他責。 – goo国語辞書は30万2千件語以上を収録。政治・経済・医学・ITなど、最新用語の追加も定期的に行っています。goo辞書

 他責(たせき)の意味 – goo国語辞書他責(たせき)とは。意味や解説、類語。自分以外の人や状況に責任があるとして、とがめること。「他責的」⇔自責。 – goo国語辞書は30万2千件語以上を収録。政治・経済・医学・ITなど、最新用語の追加も定期的に行っています。goo辞書

時代変化や働き方改革の影響からも、起業をする人たちがとても多くなりました。

以前と比較しても自分の周りにいる人の中にも、「起業をする」人が増えてきており、ハードルが下がってきた印象ですね。

しかし、ここで忘れてならないことが、起業家は経営者であるということです。

経営者はすべて自分の責任で、ことが動いているということが自覚できていないと前には進みません。挑戦をしていれば、どうしても前に進むときに障壁が生じます。

壁にぶつかった時に、環境が悪い、~~のせいだ、~~さえなかったらこんなことにはならなかった~~、などと周りや他人の責任にしていては、経営が厳しく事業が傾いてしまいます。

すべて自分の責任と自覚ができている人が起業に向いている人と言えます。

詳しくは、こちらの記事もご覧になってください。

 危険!起業家で自責の人と他責の人の未来の違いは? | JSIセールス・イノベーション研究所働き方改革の影響や先行きの不透明さから、起業を決断する人たちがとても増えてきました。起業家として経営者になった時に、自責の人と他責の人では、未来がまったく違うものになりますので、解説をしていきたいと思います。JSIセールス・イノベーション研究所

起業に対する3つの勘違い!

起業に向く人の3つの特徴は、お伝えしてきましたが、これだけをやっていれば起業ができるのか?といえば、それもまた違います。

起業をするためには最初にいろいろな条件を揃えておく必要がありますので、今回は起業に向く人の思考的なお話をお伝えしております。

現代は年齢や性別に関係なく、これだけ起業をする人たちが増加してきたのですから、起業に対するよくある3つの勘違いをお伝えします。

1:起業に対する勘違い【起業は大きなチャレンジと考えてしまっている!】

起業をすることをとても大きなチャレンジで、まるで大きな冒険をすることのように考えてしまい、どこか違う世界に行くように考えてしまっている人も少なくありません。

そうなると、怖くなってしまい、はじめの一歩が出ません。

すると少しの失敗でも、自分には最初から無理だったんだ、こんなことができる筈もない、大きな挑戦だったんだ!と自分を責めてしまいます。

起業するのに最も必要なことが、失敗から学んで、如何に早く立ち直り、次へ向かうことができるのか?ということです。

しかし、起業することをとても大きなチャレンジだ、大きな冒険なんだ、どこか違う世界に行くように考えてしまっている人は、起業当初のたくさんの失敗に対して、どうしても乗り越えられないようになってしまいます。

起業は決して大きなチャレンジでもなく、大それたことでもありません。

成功する起業家は、起業チャレンジに対して、ゴールの設定をして、そのゴールに到達するための小さな目標を立てて、人と比較しないでご自身のタスクを地道にこなしているという点です。

なので失敗をしても、視点を自分自身に持っていかず、課題に対して焦点を当てて次のアクションプランを練るわけです。最初から大きなゴールを手に入れようとするのではなく、誰でも登れるような、笑ってしまうほどの小さな階段にして、そこを地道に一歩一歩昇っていくようなイメージです。

2:起業に対する勘違い【起業することが目的となってしまっている】

人によっては今の会社が嫌で、サラリーマンを卒業したい、満員電車の通勤や上司部下の窮屈な関係から脱却したいなどの、現状から逃避のための抜け道が、起業するという目的にしてしまっている人もいます。

そうなると会社を辞めることがゴールとなってしまいます。

起業は手段であり目的ではありません。

手段と目的が混同してしまっている勘違いをしている人も多く見受けられます。

サラリーマンより、起業家の方が楽だと考えている人もいます。

起業家の簡単に成功した、スマホだけで世界各国を回っているなどという話を鵜呑みにしてしまうのは危険すぎます。

起業をしたらわかると思いますが、サラリーマン時代の生活が如何に恵まれていたことかを感じると思います。

楽をしようという精神で起業をすると、とんだトバッチリが来てしまいます。

そんなに甘いわけではなく、簡単ではありません!

3:起業に対する勘違い【起業家は独創的なアイディアがないと成功しないと思っている】

起業をするには、誰も気づいていないような画期的なアイディアがあり、世の中の人があっと驚くような独創的なアイディアを持っていないと起業できないと思っている人も多いわけですが、これは大きな勘違いです。

誰も気づいていないマーケットにいち早く気づいて、乗り出すということが必要だと、私も起業する前は考えておりました。

経験者は語るではないのですが、私もいろいろと策を練って実践をしてみたのですが、ある時に「どうも変だな?」「お客さんがいない感じだな?」と理解ができたわけです。

そこには年数がかかるという時間的なリスクがありますので、これから起業をされる方は、私のように無駄な時間は、送らないで欲しいと思います。

起業は趣味ではなく、事業ですから経営が成り立たないといけないのですが、ご自身が参入しようとするマーケットは商売として成り立つマーケットですか?ということを一番最初に見るべきです。

競合他社がいないマーケットに参入することが発見であり、いいことではなく、競合他社がいるマーケットの方が商売としては成り立ちます。

何故かといえば、そこにはお金を落としてくれるユーザーがおり、商売として成り立つマーケットがあるからです。

起業をする前の人によくある勘違いが、誰もいない商売として成り立たないようなマーケットに参入をしてしまうことです。要するに顧客不在という、自分を中心に考えてしまっているということです。

既にある商品に改善を加えて、ユーザーの不満や悩みなどの課題に対して、いち早く着手した商品こそが商売として受け入れてもらえ、起業家として成功する早道です。

まとめ


起業に向く人の3つの黄金ルールは・・・

1:行動に変える力が強い人

2:失敗をしても立ち直りが早い人

3:自責の人

起業に対する3つの勘違いは・・・

1:起業は大きなチャレンジと考えてしまっている

2:起業することが目的となってしまっている

3:起業家は独創的なアイディアがないと成功しないと思っている


  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

一般社団法人JSIセカンドライフ・イノベーション協会代表理事及びJSIセールス・イノベーション研究所代表。
ケーブルテレビ業界シェアNO.1のJ:COMで、全国トップセールスとなり、部長に抜擢される。 営業第一線で活躍は勿論のこと、営業育成歴20年、どん底営業マンをトップセールスへと育成してきた多数の実績から、会社内では「営業マンの再生工場」と呼ばれる。
組織のマネージメントとして強い組織づくりも対応、定年退職と共に一般社団法人JSIセカンドライフ・イノベーション協会を設立し独立。代表理事に就任。 その後、お客様のご要望より、JSIセールス・イノベーション研究所を設立して代表を兼務。 独自メソッドの「エレガントセールス®術」を開発し、質問力の力で顧客の商品・サービス成約率倍増を推進。
巷に溢れる強引なセールス術ではなく、営業が苦手な人でも、踊るようにワクワクと商品やサービスが売れる「エレガントセールス術」は特に50代以上の起業家に好評を得ている。

目次