応援される人と応援されない人の3か条!!
世の中で成功をしている人には、必ずと言っていいほど、周りに応援をしてくれる人たちがいます。
一方、いい商品・いいアイディアがあるのに、なぜか人気がなく、人が周りにいない人も、世の中にはいるわけです。
この両極端の現象はどうして起きてしまうのでしょうか?
できたら応援される人になりたいものです!
それでは、応援される人はどんな人でしょうか?
応援されない人は、どんな人でしょうか?
今回は応援される人・応援されない人はどんな特徴があるのか?のポイントをお届けしたい
と思います!
応援されるA営業マンと応援されないB営業マンの話!
私は通信業の営業マンを20年近く育成をしてきました。
何人もの人たちを見てきましたが、同じ商品で、同じように指導をしても、
なぜか、お客さまから応援される営業マンと、全然人気がなく応援されない営業マンに
分かれてしまいます。
この違いや差はなんだろう?と考えたことがあります。
あるお客さまからはこんな風に言われたことがありました。
「あなたの会社のAさんですけれど、同じ商品を買うのなら、是非Aさんから買いたいんだよね!」
またあるお客さまからはこんな風に言われたこともありました。
「あなたの会社のBさんですけれど、二度と来ないで欲しいんだよね!」
この差、この違いは何なのでしょうか?
同じ商品なのに、同じように指導をしてきたのに、Aさんは応援される人で、Bさんは応援されない人でした。
恐らくAさんは、当社の商品でなくてもどの会社に行っても、お客様から応援をされる人なんだろうと思いました。そしてBさんは何処に行っても、応援をされない人なんだろうと思いました。
各々のお客さまに、思いきって聞いてみました。
Aさんが担当をしたお客さまは、こんな風にお話をしてくださいました。
「いえねぇ~、Aさんはね、僕が困っていると言うと直ぐに飛んできてくれて、まず話をよく聞いてくれるんだよね。それがよくある事務的な態度ではなくってね。
親身になってくれる感じなんだよね。
また、明るくってね。話をしていて僕が驚くような話をした時に、眉毛を上げて、僕以上に
驚くものだから、僕もつい笑ってしまったんだよね。
だからその場にいつも笑顔があり、こちらまで楽しい気分になるんだよね。
謙虚なところもあって、とても研究熱心で、よく勉強をしているよね。
本当に仕事が好きなんだろうな・・・そう感じるよ!
僕の必要な情報にはすべて答えてくれ、プラスアルファで現在のトレンドなども教えてくれて、
自分にあうサービスの商品提供なども的確だから、ためになって信頼がおけるんだよね。
とにかくあの一生懸命さに、僕も応援をしたくなるんだよね。」
というようにとても褒めてくださり、当時Aさんの上司だった私も、嬉しくなり感謝の気持をお伝えしたのを今でも覚えています。
また、Bさんが担当した怒りモードになってしまっているお客さまにもお話をお聞きしました。
勿論、そんなに怒らせてしまった謝罪も含めてのことでしたから、私も少々気が重くなってしまったのを覚えています。
お客様は・・・
「Bさんはね、こちらの話をあまり聞いていなくて、僕が求めてもいないのに、長々とずっと商品の説明をして、要するにこちらを見ていないんだよね。
途中でやめて欲しいと思ったけれど、どうも新人さんぽいし、気の毒になってしまい、僕も自分の新人時代を思い出し、ぐっと我慢をしていたんだよね。
悪いけれど、ちょっと時間を損をした気がしてしまったんだよね。
とにかく会社で教えてもらったことをそのまま、長々と相手の顔も見ないで、自分のことだけを考えて、機関銃のごとく、まくし立てて、正直参ったよ。
Bさんには今後も任せることができないし、暗い印象だから直接言うのも恨まれるような気もしてね。
上司のあなたに、今後担当を変えて欲しいと相談なんだよね。」
というお話でした。指導不足をお詫びして、会社に戻ったのを今でも覚えています。
どうして同じように指導しても、AさんとBさんのように、両極端になってしまったのでしょうか?
応援される人と応援されない人の3ケ条
今回お客さまのお話でもヒントがあったように、応援される人と応援をされない人にはポイントが
ありそうです。
結論からお話をして、一つひとつを整理して参りますので、参考にしていただければ幸いです。
応援される人になるための3ケ条
応援される人の共通点は・・・
ポイントは3つです!
①元気で明るくて、エネルギーを感じる人
②一生懸命で前向き(ポジティブ)
③行動が素早くて、お客さま目線の人
それでは、一つ一つを深堀りして、解説していきます!
①元気で明るくて、エネルギーを感じる人
いつも元気よく、明るく笑っている人、自分から微笑みを向けられる人は、それだけでもエネルギーを感じます。
諺にも「笑う門には福来る」と言います。
笑顔には、太陽に引き寄せられるような力があり、福までも呼び寄せられそうな印象を受けますね。お客さま相手の職業の人は、笑顔は最大の武器です。
②一生懸命で前向き(ポジティブ)
現代は情報が溢れているどころか、情報過多時代と言っても過言ではありません。
そんな中で消費者が、似たような商品やサービスを受ける時に、その商品の特性や機能で選ぶというより、人で選ぶことが多くなりました。
つまり、誰から買いたいのか?ということです。
お客さまには、ファン意識があります。
どんな人が好印象か?といえば、やはりどんなことにも、一生懸命で前向きな人になります。
③行動が素早くて、お客さま目線の人
忙しい現代は、少しでも速く、スピード感をもって対応をしてくれる人はありがたいものです。
中々、行動ができない人が多い中で、直ぐに対応をする人は、限りなくお客さま目線です。
これも常に相手に気遣いができていることの裏返しでもあります。
また、人から応援される人は、実力があってもとても「謙虚」です。
成功者によく言われるのは、「謙虚でいい人」という声がとても多いのです。
だから応援もされるというわけなんです。
「陰徳を積む」という言葉がありますが、誰が見ていなくても一日一善の心がけで、行動を
している人が多いので、自然に徳を積んで、人格も優れてくるのだと思います。
応援されない人の3ケ条
それでは逆の応援されない人の共通点をお伝えします。
ココも心得ておきたいものです!
ポイントは3つです!
①暗くて根に持つ
②適当で後ろ向き(ネガティブ)
③中々行動ができなくて、自分のことだけを考えている自己中心の人
それでは、一つ一つを深堀りして、解説していきます!
①暗くて根に持つ
上記の応援されないB営業マンの話をお客さまがお話されていましたが、この中にもヒントと
となっていた
「暗い印象だから、直接言うのも恨まれるような気もして~」
というところがありました。
やはり暗い印象の人は、笑顔がなく、目線も下という共通部分があります。
暗い表情で、ものごとを悪い方へ悪い方へ捉える人には、近寄る人が少なくなるので、
自然と応援もされなくなってしまいます。
また、執念深くいつまででも根に持ってしまう人であれば、応援をするというより
怖くて近づかなくなってしまうのではないでしょうか?
②適当で後ろ向き(ネガティブ)
これだけよく似た商品やサービスの中で、お客さまが選ぶポイントは、それを扱っている起業家や営業や販売をしている人になります。
その時に、何を聞いても適当な返事や曖昧な回答であれば、人は信用をしません。
また事務的に仕事を淡々とこなしている人から、商品やサービスを買おうとはしません。
人がものを買う時や、応援をしたくなるときは、心を動かされたときです。
適当でネガティブな発言ばかりの人には、心は動きません。
③中々行動ができなくて、自分のことだけを考えている自己中心の人
いつもグジグジと言って、出来ない理由を並べ立て、行動に移すことが出来ない人も
結構いるのですが・・・
スピード感が必要な世の中で、いつまでたっても重い腰をあげないのであれば、応援は
当然ながら誰からもされません。
人の話は聞かず、相手への気遣いもなく自分のことばかりを言う人は、自己中心的な人と言える
のではないでしょうか?
お客さまは口には出しませんが、相手を見抜くものです。
応援される人は、いつも自然に人を応援をしていますが、逆に応援されない人は、
常に自分を応援してもらいたいと思っている自己中心的な考え方の人が多いように思います。
応援される人が大切にしている生き方
あなたが応援をしたい人はどんな人でしょうか?
夢に向かって必死で試行錯誤しながらも、負けないで一生懸命に挑戦をしている人ではないでしょうか?
起業家や経営をしている人は、やはりビジネスですから経営が傾いてしまっては元も子もないと
お金を稼ぐことに重視をしてしまいがちです。
確かに起業家や経営者は、会社を傾かせないように売上をあげて、お金を稼いで、前に進むことは必須なことでもあり、とても大変なことでもありますから、そうなってしまうのもわかります。
しかし、何のためにお金を稼いでいるのか?
何のために会社を作ったのか?
何のために起業家になったのか?
あなたの夢を叶えるためだったと思います。
お金を稼ぐのは、その夢を叶えるための手段であり、目的ではないはずなのですが、どうもココが一番難しくて大変な部分でもあり、主軸になってしまっている場合も多々あります。
再度、「原点回帰」のご自身の原点に戻ってこの仕事の志は何だったのか?を見直しをしてみましょう。
人はあなたの志やビジョンに心が動いた時に、応援したいのです。
そして、あなたの志やビジョンは、目に見えません!
志やビジョンを唱える人が、理解をしていただきたいお客さまに伝えることが大切です。
つまり人が人に伝えるわけです。
いろんな想いを持って仕事をしていますが、頭の中だけで誰にも語らず、ご自身だけが
分かっていても、応援をする人は現れません。
何故ならば、人はあなたの頭の中までは、わからないからです。
そこで、大切にしたいことは、自分の考えを素早く言語化して、わかりやすい言葉で伝えるということです。
しかも、何回も継続をして伝えるという努力が必要です。
「この志でこんな気持や想いがあってこの仕事をしているのです」と人に継続して伝えていく努力をすることで、応援もしてくれます。
その考えに人が感銘を受けるとついていくものです。
そして人は、夢に向かって一生懸命に頑張っている姿をみると応援をしたくなる生き物です。
ご参考までに、起業をしている人は、是非、会社の理念を作ってください。
あなたの志やビジョンを、わかりやすくて浸透しやすい言葉に纏めるのです。
それは人にも伝えやすいように、15文字以内がBESTです。
(あまり長いと、難しすぎてお客様の心に残らないからです)
例えば私の会社の「JSIセールス・イノベーション研究所」の理念は
「感動のご縁で未来の扉を開ける!」
です。覚えやすいようにピッタリ15文字以内にしました。
意味としては、私の経験がお役にたって、起業をしている人の笑顔を作りたい、お客様の夢ある未来の扉を開けていただきたい、人のお役に立つ仕事、人を幸せにする仕事がしたいとの想いから
この理念を作りました。
理念を考えていない起業家の方は、是非、作っていただき、名刺やホームページなどにもあなたの考えや志を表現してくださいね。
人はあなたの志やビジョンに共感をして、心が動いた時に応援をしていただけますから、先ずは
表現をしていくことから始めましょう!!
まとめ
・成功をしている人には、必ず周りに応援をしてくれる人たちがいる。
・いい商品・いいアイディアがあっても、人気がなく、人が周りにおらず、応援をされない人も
いるが、違いは何かを把握する。
・応援される人になるための3ケ条
①元気で明るくて、エネルギーを感じる人
②一生懸命で前向き(ポジティブ)
③行動が素早くて、お客さま目線の人
・応援されない人の3ケ条
①暗くて根に持つ
②適当で後ろ向き(ネガティブ)
③中々行動ができなくて、自分のことだけを考えている自己中心の人
・応援される人が大切にしている生き方
「原点回帰」の常に原点を見つめる力と、志やビジョンを伝える力を備える。
理念は15文字以内で考える。