聞き上手な人がやっている会話が輝く聞く力 10選!

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聞き上手な人がやっている会話が輝く聞く力 10選!

「話し上手は聞き上手」といいます。

人と話すこと、会話が苦手な人にありがちなパターンは、必死で「話をすること」にポイントをおきがちです。

しかし、人との会話で重要なポイントは、実は話すことよりも「聞くこと」なのです。

対面で話すことを職業としている人、例えば営業の人とか起業家の人はいろいろな人と話をする場面が多いと思います。

人と折衝をする時には会話がコミュニケーションの入り口部分になります。

聞き上手になって、人間関係も円滑にして、お仕事もスムーズに前に進みたいですね!

では人の話を何でもかんでも聞けばいいのね?と、ただ聞くというと、実はそうでもないのです。

今回は「聞き上手な人」がやっている会話が輝く「聞く力」「聞く技術」のすぐにでも出来る簡単な方法の10選をお伝えしたいと思います。

是非、貴方も今日からお試しになってみてくださいね。

聞き上手な人とは?

人と会話をする上で、「聞き上手が重要ポイント」と聞かれて、いや~~、「話すこと」が優先でしょ?と思われている人も多いと思います。

話すことが専門、話すことを職業としている「営業マン」、その中でも特に「トップセールス」と言われる人達は、「話すこと」よりも実は「聞くこと」を重視しています。

まさに「話し上手は聞き上手」というのを地で実行しているのです。

これはどういうことか?といえば、「話すこと」以上に、相手との信頼を増していくことが「聞くこと」であるのを心得ているわけです。

◆聞き上手な人はどんな人をイメージされますか?

「話し上手」というと積極的で饒舌なイメージを持ち、「聞き上手」というと「話し上手」の影に隠れてどちらかと言うと線の細いイメージを持っておられる方も多いことと思います。

子供の頃の人気者は、積極的に面白い話をどんどんする子でしたね。

しかし、大人になってくると面白い話をどんどんする人もいいのですが、それ以上に「話を聞いてくれる人」と一緒にいたいと思われないでしょうか?

大人になるとそれだけ子供の頃より課題も多くなり、前に進むためには話を聞いてくれる人を求めています

「聞き上手」な人は、信頼ができて、自分のことをわかってくれる仲間という認識で慕われ、感謝される存在のイメージではないでしょうか?

聞き上手になれない5つの原因は・・・

人から慕われる「聞き上手」な人ですが、周りを見ても「聞き上手」な人って意外に少ないと思いませんか?

「聞き上手」なれない原因は何でしょうか?


聞くことが大切という意味を理解していない

②相手の話を聞いていると、急に自分の話を思いつき相手の話をさえぎってでも話を伝えないと気が済まなくなってしまう

③只々、なんと返事をしてよいのかもわからず、聞いてはいるのだけれども、無言に近い状況で聞いているため、会話が続かない

④相手の話を聞くよりも、自分の話をしたいので、よく自分中心と言われてしまう

⑤相手の話をしっかりと聞いていないので、忘れてしまいよく叱られてしまう


聞き上手な人がやっている「聞くコツ10選!」

では具体的に聞くためのコツにはどんなものがあるのか?を、今回は効果的な10選をご紹介をします。

意識すれば直ぐにできることばかりですので、早速、実行をしてみてくださいね。

会話の相手との信頼関係も構築できて、貴方も「聞き上手」の仲間入りです。

①相づちと褒めるスキル

こちらは、聞くコツの中でも最も重要で効果があるコツになりますので、チェックをお願いします。

別の記事で詳しく書いておりますので、こちらをご覧ください。

「話下手、会話のキャッチボールが苦手な人のあ~勘違い?」

②批判や判断をせず、認めるスキルより安心感

話を聞くときの基本にもなり、ポイントになりますが、相手の話を聞いているのに、

「いや、いや~」

「違う~」

などと話の途中で、批判や否定、反論をすれば会話はそれ以上続かなくなります。

人に話を聞いてもらうことは、

「認めてもらえた」

「理解してもらえた」

「この人は私のことをわかっている人だ」

安心感があり、居心地のいい場所になります。

しかし、相手の話を聞いている時に、否定や反論ばかりがあれば、

「この人は敵かもしれない」

「気分が悪くなった」

「この人は私のことを理解する人ではない」

というような真逆の反応になってしまいます。

とはいっても、自分の意向と違う場合もでてきますね。

そんな時には、一旦会話の相手のお話を受け止めて、最後までお話を聞くようにしてください。

そして一段落をしたところで、

例えば、


「貴方のお話は、十分お聞きしてよく理解できました。確かに、なるほどなぁ~と思いました。

・・・・

また一方で、この部分に関して私は~~~のこんな感想も持ちました」


というように、話の腰を折らずに十分に相手のお話をしっかりと聞いて、相手を理解しながら、受け止めて、その後にご自身のお話をお伝えする方法をとりましょう。

③ペーシングやミラーリングをする(人は相手と似た人に同調する)

人は相手と似た人に同調しますし、安心もして一緒にいることに居心地の良さを感じます。

ペーシングもミラーリングもよく似た言葉ですが、多少の違いがあります。


ペーシング・・・相手のペースに合わせるということです。

例えば、話す速度・声のトーン・呼吸・感情の起伏などを適度に合わせて話しやすい雰囲気を作ってください。



ミラーリング・・・相手の動作や身振りを鏡のように真似をすることです。

例えば、しぐさ・姿勢・表情・身振り手振り・座り方などを適度に合わせて話しやすい雰囲気を作ってください。


私は通信業の営業をしておりましたので、初回訪問のお宅に伺うことが多くありました。

本当にいろいろな人がいます。そんな時によくこの方法を取りました。相手と歩調を早く合わせて受け入れてもらいたいと思ったからです。

話のスピードについては、速く話をする人は、速く話す人が好きですし、ゆっくりな人はゆっくりな話をする人が好きです。

お水を飲めば、私もお水を飲んだりしました。

驚く時には、私も相手の表情に合わせて、眉毛を上げて驚きました。

こんな風に相手に同調をするということは受け入れていただける時間も速くなり、安心もしていただけます

④オウム返し(リフレイン・バックトラッキング)

何を話していいのかわからない、無言も失礼だし・・・

という場面に遭遇したことはないでしょうか?

そんな時には取っておきの方法があります。

オウム返しです。

同じ言葉を繰り返す、キーワードのみを繰り返すと相手は認められたと感じ信頼関係づくりには最適です。

オウム返しならば、会話の時に何を話していいのかわからない時に、相手の言葉をそのままお話するので、会話が途切れることはないですよね。

余談にはなりますが、日本ではオウム返しといいますが、「リフレイン」とか「バックトラッキング」と呼ばれることもありますが、内容は一緒です。


リフレイン・・・コーチングで使われる用語

バックトラッキング・・・NLP(神経言語プログラミング)で使われる用語


私は通信業の営業をしていて管理職になった時に、コールセンターの営業部門の立ち上げにも携わりました。

その時に、コールセンターは電話が中心の業務になるために、相手の顔が見えないわけです。

こちらが理解できていても、お客さまに聞いていますよ、理解できていますよということを伝えるスキルが必要なわけです。

そんな時にこのオウム返しは、お客さまにサインを出すことができるので、コールスキルの重要な一つでした。

オウム返しとして例えば・・・


会話の相手 : 最近疲れているんだよね

貴方    : 疲れているのですね



会話の相手 : ●●が出来ませんでした

貴方    : ●●はできなかったのですね


ここで注意点があります。それはマイナスな話や、悲しい話などの場合、再度思い出すようにオウム返しをしてはいけません。

感情や心の部分に対してオウム返しをするということです。

例えば・・・


会話の相手 : 入院するのはイヤなんだよね

貴方    : イヤですよね(感情、心の部分をいう、△入院するのですねの部分は言わない)


⑤質問をする(誤った解釈をしていないか質問して、明確にしていく)

よくお話を聞いていても、理解が出来ない場合や、心のなかで間違っていないか?などの場合も出てくると思います。

わからないまま放置をして、会話を進めますと会話が噛み合わない場合も出てきます。

しっかりとお話を聞いていればこそ、不明点もでてきます。

また、相手との会話の中で、相手がご自身でもうまくいえない場合や、ご自身でも気づいていない場合もあります。

そんな時には、質問をしてみましょう。

例えば、営業の場面で言いますと・・・


質問 : 私が間違っていないか確認させてください、それはどういう意味でしょうか?

質問 : 貴方のお望みはAとBですね、間違っていませんか?それならば、私の商品がお役に立てると思います


⑥顔向けをする(目線を向ける)

人の話を聞く時に、相手に顔を向けて目線も相手を見ていますか?

話をする相手は、貴方が一生懸命に話を聞いてくれる態度であれば安心して話ができます。

ところが、顔も見てくれなくて目線も全く違うところを見ていれば聞く気持ちがないんだなと信頼できなくなり、話をしなくなります。

会社でよくあるのが、とても忙しい時に部下から相談をされても目線はパソコン(PC)から離さないで、部下に話をする上司がいますが、これなら聞かないほうがマシになります。

部下も自分のことには興味を示してくれない、今後はこの上司に相談をするのは止めようと思うはずです。

会話をする上で、話を聞く態度はとても大切です。

一生懸命に相手のお話を聞こうとする時には、視線も顔も相手の顔を見るようにしましょう!

人の第一印象でも、この部分はとても重要になります。

こちらにも記事に書きましたので、ご参考にご覧ください。

【必見】第一印象で嫌われる人の悲しい3つの特徴!

⑦うなずきと微笑みがある

「うなずく」という行動は、首を上から下にしますね。

これってまさに、「YES」です!!

では「NO」は、首を横に振りますね

つまり相手の話にうなずくというのは、「YES」」と言っているわけなのです。

会話の相手は、真剣に話を聞いてくれている、受け入れられている、認められている安心感がある中で会話ができることにもなります。

このうなずく行動は、コミュニケーションの中でも是非取り入れたい行動の一つです。

また、微笑みながら話を聞いてもらえると、話がしやすいですね。

口がムの字になっていると、どうしても否定されているのかと思い、会話も弾みません。

口角を上にあげて、微笑みながら、印象を良くして話を聞きましょう!

⑧接続詞を使う

接続詞と相づちはよく似ていますが、違いがあります。

接続詞を取り入れるのは相手により沢山話してもらうための方法になります。

相づちが、「なるほど」「確かに」「いいですね」などと相手を受け入れる認めるような行動になりますが、接続詞はより積極的に話を相手から引き出す「聞くスキル」になります。

接続詞は例えば、

「それで?」「それから?」「他には?」「具体的には?」などの言葉になります。

話をしていて、こんな風に聞かれたら、この話もっと聞きたいんだなと思わないでしょうか?

⑨要約をする、言い換える

相手の言ったことを要約したり、言い換えることにより、相手の真意を理解すると共に、頭の中の整理をサポートすることにも繋がります。

考える話や会話の内容によっては、話をしている相手も混乱をしていたり、纏まらない場合があります。

そんな時には、一度纏めて、整理をすることにより、混乱をしていた糸がほぐされる時があります。

リフレッシュをするような効果があります。

⑩沈黙・間を取る

沈黙や間を取るというのは、聞くことにはならないように感じますが、時には必要な聞くスキルの一つです。

契約をしていただく時や考えをまとめる時などに、沈黙や間を取ることは大切です。

相手の存在をシャットアウトして、ご自分の考えを纏めたい、決断をしたいという時には、ぐちゃぐちゃ喋ってはいけません

相手の状況に合わせて、相手に寄り添うという行動や態度が必要になります。

相手が考え事をするなどの場合は、時には沈黙や間を取るということも大切です。

◆以上で聞き上手な人がやっている「聞くコツ10選!」でしたが、如何だったでしょうか?

随分といろいろな聞くスキルがあるんだな?と思われた方や、既にいくつか実践をしている人もいるでしょう。

いいお話だったな・・・で終わらせないために一つ一つ習慣になるように、最初は意識的に行動をしてみて、習慣になるようにしていく知らない間に貴方は聞く力が手に入っていると思います。

まとめ

・話し上手は聞き上手で、聞くことを重視する

・相手との信頼を増していく「話すこと」以上に、「聞くこと」が重要である

・「聞く上手」になれないのは5つの原因がある

・聞き上手な人がやっている「聞くコツ10選!」

 ①相づちと褒めるスキル

 ②批判や判断をせず、認めるスキルより安心感

 ③ペーシングやミラーリングをする(人は相手と似た人に同調する)

 ④オウム返し(リフレイン・バックトラッキング)

 ⑤質問をする(誤った解釈をしていないか質問をして、明確にしていく)

 ⑥顔向けをする

 ⑦うなづきと微笑みがある

 ⑧接続詞を使う

 ⑨要約をする、言い換える

 ⑩沈黙・間を取る

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この記事を書いた人

一般社団法人JSIセカンドライフ・イノベーション協会代表理事及びJSIセールス・イノベーション研究所代表。
ケーブルテレビ業界シェアNO.1のJ:COMで、全国トップセールスとなり、部長に抜擢される。 営業第一線で活躍は勿論のこと、営業育成歴20年、どん底営業マンをトップセールスへと育成してきた多数の実績から、会社内では「営業マンの再生工場」と呼ばれる。
組織のマネージメントとして強い組織づくりも対応、定年退職と共に一般社団法人JSIセカンドライフ・イノベーション協会を設立し独立。代表理事に就任。 その後、お客様のご要望より、JSIセールス・イノベーション研究所を設立して代表を兼務。 独自メソッドの「エレガントセールス®術」を開発し、質問力の力で顧客の商品・サービス成約率倍増を推進。
巷に溢れる強引なセールス術ではなく、営業が苦手な人でも、踊るようにワクワクと商品やサービスが売れる「エレガントセールス術」は特に50代以上の起業家に好評を得ている。

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