売れない起業家が「やっていること」トップ3!
現代は大企業に就職をすれば安泰という時代ではなくなりました。追い打ちをかけるように、日本のトップ企業が次々にリストラ策を打ち出して大変厳しい時代になりました。
いわゆる日本型雇用と言われる終身雇用や年功序列などが崩壊しつつあります。
しかし、世の中が加速度的に変わってきているにも関わらず、大企業の中で思考停止になってしまっている人たちも大勢いるわけなのです。
そんな中、働き方改革や先行き不透明な時代で変化に生き残るためには個人の力が必要と起業をする人たちが増えてきました。 要するに個人の時代にもなってきたと言えそうです。
そこで起業家で成功をしたいと旗揚げをする人たちが増えてきました。しかし、ここで問題が発生します。起業をしたにも関わらず、中々軌道に乗らない!
もっと平たい言葉で言えば、「売れない起業家」或いは「売上」を上げていくことが難しい起業家も増加しており、もう無理と諦めてしまい、撤退する人たちも随分いるわけです。或いは撤退するのも諦めきれず、起業をしているような、していないような、よくわからない人たちも増えてきています。
今回のお話は、時代を見据えて頑張って起業家になったにも関わらず、中々ビジネスが軌道に乗らない、売上を伸ばせなくて気がつけば「売れない起業家」になってしまっている。
このような人のために、知らず知らずのうちに売れない起業家が「やっていること」トップ3をお届けします。
そしてそれを打開する方法から「売れる起業家」になる方法について、解説をして参ります。
売れない起業家の共通点!
それでは早速、売れない起業家が「やっていること」トップ3の結論からお話をします。
◆売れない起業家が「やっていること」トップ3
第1位: 何屋さんかわからない
第2位: ビジネス戦略がない(マーケティングや営業をしていない)
第3位: プロ意識の欠如(最初の1円を稼げ!)
売れない起業家が売れる起業家になるための3つのポイント
売れない起業家が「やっていること」トップ3をお届けしましたが、「売れる起業家」になるためにはどうしたらいいのでしょうか?
簡単です!!
売れない起業家の「やっていること」トップ3を、自分に当てはまっていないのか?を検証して、この逆を考えていけばいいわけです。
「売れない起業家」の「やっていること」トップ3を一つ一つ深堀りをしながら、「売れない起業家」から「売れる起業家」になるための対応策をお伝えします。
第1位:何屋さんかわからない
◆売れない起業家◆
起業家になったばかりの人に特に多いのが、「何屋さんかわからない?」ことが多いものです。
「えっ?」と思われるかもしれませんが、ご自身では曖昧であることさえも気づいていないことが多いものです。
「あなたは何屋さんですか?」という質問にすぐに答えることができない。
あれもこれもできて、結局、どういうお客さまのどういう悩みや課題を解決してあげるのか?がわからないわけです。要するに何がいいたいのか、わからないのです。 また聴く度に違う場合もあります。
また「インターネット上の旗揚げの看板」が出ていない、などもあります。
「インターネット上の旗揚げの看板」というのは、現代はリアルだけではなく、インターネットでの告知は当たり前の時代になっております。どんな商売で、どんな商品やサービスを提供しているのかがわからない、もっと言えば、何をやっているのかがわからないということです。
ひどい人になると、「皆さんから何をやっている人なのかわからないとよく言われるんですよ」と見るに見かねて人から指摘をされており、ご自身でわかっていながらも改善もしない人もおられます。
それは、怪しさだけしかないですよね。
ご自身ではわかっているつもりでも、他の人にはわからない表現や掲示であるということが、一番ご自身でわかっていないのです!
Facebook(フェイスブック)やInstagram(インスダグラム)などのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)上では、いろいろな沢山の起業家と一緒に常に楽しそうにワイワイ、ガヤガヤの賑やかなイメージの写真が投稿されている人も多いですね。
しかし、この人は一体全体、何をやっている人なんだろう?
お客さまには何を提供している人なんだろう?
どういうメリットを与えてくれる人なんだろう?
何の商売?
などの人が多くないでしょうか?
売る商品やサービスがはっきりとしておらず、只々賑やかにいろいろな人と一緒にいるところをSNSで投稿したとしても、自己満足の世界であり、ユーザーからみたら「よかったね」だけで、心に響くところはありません。
◆売れる起業家◆
基本動作として、「あなたは何屋さんですか?」というのを、3秒でぱっと分かるように説明ができるようにしておきましょう。
あれもこれも出来ます・・・という掴みどころのないものであれば、ユーザーからみたらわかりづらく、何をやっているのかが理解できません。
お客さまの悩みや課題解決のためのどういうビジネスをやっているのか?をお伝えできるようにしておきたいですね。
人は芸能人や著名人ならば別ですが、一般の人にそんなに興味はなく、この人は何をやっている人なんだろうということが、忙しい世の中でパッとわかるようにしておかなければ、直ぐに離脱されてしまいます。
しかも、仮に見込みのお客さまがいたとしても、あなたが有益である人であるのかどうかが打ち出してないと、これだけ情報がある時代に競合のわかりやすい人に流れていってしまいます。
第2位: ビジネス戦略がない(マーケティングや営業をしていない)
◆売れない起業家◆
思うようにビジネスで結果が出ないのは、結果が出ない原因や明確な理由があります。
ビジネス戦略がなくて、マーケティングや営業をしていない場合は、売上を伸ばす策がないわけですから成果や結果が出るのは難しくなります。
例えば山に例えるのなら、どの山に登るのか?ということが定まっていなくて、あっちの山にフラフラ、こっちの山にフラフラであれば、いつまで立っても底辺でフラフラしており、どの山に登るのかが決まっていなければ、山の頂上にたどり着くことが出来ません。
また、いろいろな情報に踊らされてしまい、マーケティングも営業もトータルで結びついておらず、一つの作業だけで終わってしまっている場合があります。
例えば、人が集まらない、集客が出来ていないから、数字が伸びないんだ、いまのトレンドはSNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)だから、その中のInstaguramu(インスタグラム)をやろう!
「善は急げだ!」「まずは行動だ!」と、効率よくやらないといけないと学びに◯◯万円をかけます。躍起になり、1日何投稿も頑張り、毎日投稿を続けたとします。
しかし、思ったように伸びない、次はTwitterをやってみようとTwitterをやってみる。
など、全ての動きが点の活動になってしまっている状態の人がとても多くいます。
ビジネスの戦略が立てられておらず、ビジネスを仕組み化出来ていないばかりに、穴の空いたザルのようにお客様がどんどん逃げていってしまうような、無駄な動きの作業従事者が目立ちます。
◆売れる起業家◆
ご自身のビジネス戦略を立てていきましょう。
どのゴールに行きたいのかを見極めて、マーケティングと営業をしていくことが大事です。
ビジネスで最も大切なことは、お客様の種類に応じた戦略を立てて、見込み客をどんどん作って、育てていくことです。
一つの作業がつながっていく仕組みを作り、足し算の積み上げ方式ではなくレバレッジを効かせた掛け算方式の仕事の進め方がベストです。
入口があっても出口が無いとか、出口が穴の空いたザルのような出口でどんどん集客しても、悩みや課題を掲げているお客様に改善をしていく、商品やサービスの提供が出来ないのではビジネスをやっている意味がありませんね。
お客様に喜ばれる、あなたの商品を購入してよかったと言ってもらえるような、スタート時点から最終地点までを空回りしない攻めと守りを加味した仕組みを作り、実行のための行動計画を組み立てていきましょう。
お客様の種類に応じた仕組み作りに関しては、次の記事をご参考になさってください!!
第3位: プロ意識の欠如(最初の1円を稼げ!)
◆売れない起業家◆
売れない起業家は、「簡単に短時間で、私は月に7桁の収入になりました。」というような言葉を鵜呑みにしてしまい、まるで魔法が使えるかのごとく、仕組みも何も出来ていない状態で、ひたすら気合だと似たような仲間とつるんで前に進んだとしても、「売れない起業家」になっていきます。
売れるためには、いきなり売れるのではなく起業導入期の地道な努力があり、ビジネスの戦略や仕組みが立てられていることが大切です。
起業初期はなかなかうまく回りませんので、焦りを感じてしまい上手い言葉に乗ってしまいます。
しかも自分の周りによく似た起業初期の友達がいると、大丈夫と安心してしまい、やるべきことが見えてきません。
また、自分の利益優先ばかりが目立ち、お客さまの存在がないがしろになってしまっているプロ意識に欠けた場合もあります。
プロ意識がない人や、信頼のない人、自分のことしか考えていない人の側にお客さまは近寄ってこないでしょう。
しかし、目線が常に自分自身しか見ていなくて、起業家になっている人がとても多いものです。
起業家は経営者であるにも関わらず、自覚がなくて誰かに依存していて、いつまで経っても自分自身がお客さまになってしまっている「お客さま気質」が抜けない起業家は、「売れない起業家」と言えます。
起業家としてビジネスをスタートしたのならば、まずは自分の力で最初の1円を稼ぐことから始めてください。
◆売れる起業家◆
起業をしたのであれば、まずは1円のお金を稼ぐことからはじめましょう!
この1円を稼ぐことは、ブランドのある会社員時代には容易なことだったかもしれませんが、何の知名度もなく、何の後ろ盾もなく自分の力だけで1円を稼ぐことはとても大変であることに気づくと思います。
そして、なかなか売れないと思います。
この時に、何故売れないんだろう?
何が足りないんだろう?
何のためのビジネスで、どういう悩みや課題を持ったお客さまを幸せにしたいのだろう?
この気づきこそが、後々の財産になります。
あなたが起業家として最も大切にする人は、あなたのビジネスの「見込み客」です。
例えば1円のお金を稼ぐために考えなければいけないことは、どんな事があるのでしょうか?
「見込み客」を見つけるためには、あなたは何をしないといけないのでしょうか?
あなたの商品は、どんなお客さまの悩みや課題を解決して幸せにできる商品なのでしょうか?
商品の信頼性やお客さまの需要はありますか?
商品の価格の妥当性は他社と比較検討していますか?
これがベストと思える商品を作っても、広げることはしていますか?
あなたのビジネスの情報発信はしておりますか?
あなとという存在をお客さまは知っていますか?
あなたという人物をお客さまにわかってもらうためには、何をしなければいけないのでしょうか?
仕組みが順番に機能していますか?
お客さまを目の前にして、何をお話しますか?
申込みまでの流れは、作っていますか?
お客さまへのオペレーションの守りの部分はしっかりと機能しておりますか?
などとビジネスをスムーズに進めるためには、戦略的に事前に仕組みを作っておくことが大切です。
これらが出来上がっていないと、ビジネスは崩壊してしまいます。
ビジネスは建物と一緒で、まず基礎の部分をしっかりと作り、積み上げをしていなければ、砂の城では、どんどん足元から綻んで(ほころんで)しまい、最終的には崩れてしまいます。
もしも不足をしているのであれば、点で学ぶのではなくて、トータルで仕組みを最初に作っておくことがビジネス成功の近道です。
その上で、コツコツと必要で重要な努力をして継続をしていくのであれば、ビジネスがどんどん成長します!
最初の1円のお金を稼ぐためには、何が必要なのかをもう一度再確認をして、プロ意識を持って目の前のことに取り組みましょう。
起業家は孤独の中でも自分を律することが出来る厳しさも、時には必要です。
まとめ
・現代は大企業に就職をすれば安泰という時代ではなくなり、起業家になる人も増加、個人の時代になってきた
・「売れない起業家」或いは「売上」を上げていくことが難しい起業家も増加しており、もう無理と諦めてしまい、撤退する人たちも増加中の時代
・売れない起業家が「やっていること」トップ3は・・・
第1位: 何屋さんかわからない
第2位: ビジネス戦略がない(マーケティングや営業をしていない)
第3位: プロ意識の欠如(最初の1円を稼げ!)
・基本動作として、「あなたは何屋さんですか?」というのを、3秒でぱっと分かるように説明ができるようにしておきましょう。
・どのゴールに行きたいのかを見極めて、マーケティングと営業をしていくことが大事
・起業をしたのであれば、まずは1円のお金を稼ぐことからはじめましょう!