イソップ寓話「ガチョウと黄金の卵」から学ぶ2つの起業家精神!

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イソップ寓話「ガチョウと黄金の卵」から学ぶ2つの起業家精神!


イソップ寓話の「ガチョウと黄金の卵」からナント、起業家精神が学べますので、ご紹介します。

「ある農夫の飼っているガチョウが毎日一個ずつ黄金の卵を産み、農夫はお金持ちになりました。しかし、一日一個の卵が待ち切れなくなり、腹の中の全ての卵を一気に手に入れようとして、ガチョウの腹を開けてしまいます。ところが、腹の中に黄金の卵はなく、その上ガチョウまで死なせてしまいました。」


結論から言いますと、このお話の教訓は・・・

欲張り過ぎて一度に大きな効果を得ようとすると、その効果を生み出す資源まで失ってしまうことがある。」ということになります。

起業ビジネスをされている人は、仕事の成果を急ぐあまりに、現在のビジネスが本末転倒になっていないかという点を、深堀りしながら解説をしていきます。

イソップ寓話とは・・・

ところであなたは「イソップ寓話」はご存知かと思いますが、「イソップ物語」「イソップ童話」など似たような呼び方がいくつもありますが違いは何か?ご存知でしょうか?

「イソップ寓話(イソップぐうわ)」が一般的のようですが、子供向けにすると「イソップ物語」や「イソップ童話」になるようです。

「寓話(ぐうわ)」という、そもそもの意味は、三省堂の大辞林によりますと、教訓や処世訓・風刺などを、動物や他の事柄に託して語る物語のことと書かれています。

つまり、もう少し噛み砕いて言いますと、「寓話」は必ずしも子供向けというわけではなく、人間としての教訓を、たとえ話で書いた人生教訓になります。

童話は子供に言って聞かせるもので、時代背景がイソップが中世ならば、それから近代に向かって段々とグリム童話に代表されるように民話や伝説、神話が中心のメルヘン的なものに変化をして、近代では現実にはありえない空想の世界、ファンタジーのような世界の例えば「クマのプーさん」のような形に変化をしていったようです。

作家のイソップ紀元前6世紀のギリシャの寓話作家です。奴隷の身分でしたので当時のギリシャの権力者を戒めるためや、厳しい社会を生きるための知恵を動植物を主人公にして作られた教訓と言えます。

紀元前のお話ですが、現代にも適用する内容が多いですね。ということは、人間の本質は変わらない部分があるのではないかと思います。

寓話は教訓や処世訓・風刺などを、動物や他の事柄に託して語る物語ですが、ビジネスの世界にも当てはまることが多いので解説をしていきます。

なぜ、「ガチョウと黄金の卵」からビジネスの起業家精神を学べるのか?

「ガチョウと黄金の卵」のどの部分がビジネスと結びつくのか?なのですが・・・

それぞれの比喩しているものが、ビジネスそのものだからです。

「ガチョウと黄金の卵」の比喩はビジネスでは、何に例えられるのか?

では何に比喩されているのか?を深堀りしていきます。

起業家にとって、「黄金の卵」にあたるものは何だと思いますか?

これはビジネスをやり、そこから生まれる最終部分、受注であり、売上であり、利益という結果の部分になりますね。

では起業家にとって、「ガチョウ」にあたるものは何だと思いますか?

これは、起業家が打ち出している商品であり、仕組みや、環境、差別化されたメソッドであり、人などになりますね。

では起業家にとって、「農夫」にあたるのは誰になりますか?

これは、起業家のあなた自身になりますね。

ここで、この農夫はガチョウが毎日一個ずつ黄金の卵を産んで、お金持ちになったのですが、待ち切れなくなり、腹の中の全ての卵を一気に手に入れようとして、ガチョウの腹を開けて黄金の卵もなく、挙げ句、ガチョウまで死なせてしまったわけです。

「ガチョウと黄金の卵」が教えてくれる2つのビジネスの視点

「ガチョウと黄金の卵」が教えてくれるビジネスの視点は2つあります。

①ビジネスは欲に駆られることなく大事に育てることが重要

ここでいう「農夫」つまり起業家が、利益、お金ありきで目先の欲が優先をしてしまうあまりに、ご自身の商売全体を犠牲にしてしまうという忠告になります。

毎日、毎日の1個1個の黄金の卵、つまり起業家の商品や人、コンテンツなどを大事にコツコツと育てることしないで、いきなりお金に目がくらんでしまい、大事にしなければいけなかった毎日のコツコツを捨ててしまうと、商売自体が全てなくなってしまうということ。

如何に毎日の努力や積み上げが大切かという視点をもつこと。

このコツコツ努力のお話は、「起業で大切な<種まきと収穫>の地道な法則!」でも記事にしていますのでご参考にしてください。

起業で大切な「種まきと収穫」の地道な法則!

②何のための仕事なのか?原点回帰をする

「ガチョウと黄金の卵」のお話は、コツコツの利益ではなく、莫大な利益を上げる人間の欲が買ってしまい、何もかも壊してしまい、結局すべてを失ってしまっていますが、利益の先にあるものが見えてきませんね。

ビジネスをするにあたり、経営者の責任は会社を上手く導いて売上をあげ、利潤追求になりますが、それだけか?なのでしょうか・・・

確かに売上を上げて利潤を追求することは並大抵のことではありません。

つい一攫千金のようなうまい話や、楽して稼げる系の話にのってしまい、会社を結局は潰してしまった事例を何人も見てきました。

その利益をあげることに夢中になってしまい、何もかも周りが見えなくなってしまっては経営者としては本末転倒になります。

「木を見て森を見ず」という諺がありますが、利益をあげることとともに両輪で何のための仕事なのか?のビジネスを起業した時の原点に常に戻る原点回帰が必要です。

原点回帰とは、初心に戻ることです。どんなに成功をした経営者でも、必ずスタートした時期があります。起業が上手く回り始め、鼻が天狗のようになってしまい、調子に乗りすぎるとストンと奈落の底に落ちてしまいます。

コツコツと積み上げることの大切さ、お客様はこの起業に何を求めているのか?、何の問題解決をしてお客様を幸せにしたかったのか?を常に考えて商売をすることがとても重要です。

「原点回帰」は起業家精神の骨格

イソップ寓話の「ガチョウと黄金の卵」はとても読みやすいお話でしたが、深堀りをすると奥がとても深いことに気づきます。

会社員から起業をする人たちも増加してきました。

会社員と起業家のあまりの違いに戸惑う人も多いと思いますが、とても忘れがちな「原点回帰」の起業家精神をお伝えします。

起業家として成功するためにはいろいろな起業家精神が必要です。

例えば

・チャレンジ精神、物事に果敢に挑戦する精神

・忍耐力や我慢強さ

・責任感

・広い視野

・将来をみすえた視点や考え方

・人を統率する言動

・・・・・・・

などなどいろいろと必要な起業家精神がありますが、常に頭の中に入れておき、起業家精神の骨格とも言えるものは、「原点回帰」ではないかと思うのです。

起業をして忙しくなり、その真っ只中にいると今まで見えていたものが見えなくなりがちです。

忙しい時ほど、初心に戻ってください。

大切にしていたものを忘れてはいけません。

「どうすればよいのだろう?」と考えるのではなく、初心に大切にしていたものを鑑み「どうしたいのか?」と考えていくのです。

会社員から「一国一城の主」になった経営者は、皆、悩みます。

半端なく壁にぶつかります。その時に重要なことが、回避の方法や、自分自身でのモチベーションの立て直し方を覚えておくことが大事です。

どんな事があっても前に進む、あぜ道通し、道なき道を通していくことが起業家として大切なことです。

時間は無限ではなく有限ですから、今を大切命を燃やし続けてしっかりと生きましょう!!

まとめ

・「ガチョウと黄金の卵」の教えてくれるものは、ビジネスに置き換えられる

・イソップ寓話は紀元前に作られているが現代でも通用する、人間の本質は同じ

・ビジネスは欲に駆られることなく大事に育てることが重要

・何のための仕事なのか?原点回帰をする

・忙しい時ほど「原点回帰」して初心に戻る

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この記事を書いた人

一般社団法人JSIセカンドライフ・イノベーション協会代表理事及びJSIセールス・イノベーション研究所代表。
ケーブルテレビ業界シェアNO.1のJ:COMで、全国トップセールスとなり、部長に抜擢される。 営業第一線で活躍は勿論のこと、営業育成歴20年、どん底営業マンをトップセールスへと育成してきた多数の実績から、会社内では「営業マンの再生工場」と呼ばれる。
組織のマネージメントとして強い組織づくりも対応、定年退職と共に一般社団法人JSIセカンドライフ・イノベーション協会を設立し独立。代表理事に就任。 その後、お客様のご要望より、JSIセールス・イノベーション研究所を設立して代表を兼務。 独自メソッドの「エレガントセールス®術」を開発し、質問力の力で顧客の商品・サービス成約率倍増を推進。
巷に溢れる強引なセールス術ではなく、営業が苦手な人でも、踊るようにワクワクと商品やサービスが売れる「エレガントセールス術」は特に50代以上の起業家に好評を得ている。

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