2020年の振り返りが未来を左右する!
2020年最後の大晦日になりました。
今年を振り返り、多くの皆さまに一年間お付き合いをいただきましたこと、心より感謝を申し上げます。
一年間本当にありがとうございました。
さて2020年は特別な一年、今まで経験をしたこともないような一年でしたね。
このように変革を求められる時に、起業家のあなたも今年は好むと好まないに限らず、今まで通りのやり方ではなくビジネスの変化をされたのではないでしょうか?
こんなに今までの常識が通用しない今年を振り返ることが、2021年以降の未来を左右するような気がします。
ここで、改めまして振り返りをしてみたいと思います。
ドラマのような2020年をどう考える?
何百年に一度と言えるような、感染症が世界中に広がる年になるなんて!
年初には考えもしませんでした。そんな方が殆どだと思います。
今でも信じられないような出来事ですが、まだ、終わってはおらず、その真っ只中にいる状況ですよね。
今年の2月には、長野県で賀詞交歓会のゲスト出演ということで、市長様を始め地元の中小企業の経営者様など皆様の前でリーダーシップについての講演会を実施しておりました。
まだ動けれていた、リアルでそれなりに活動ができていたわけです。
1月の中旬頃は、それほど新型コロナが危険なものであり、まさに全世界を戦時中のような状況に変えてしまうようなものとは知りませんでした。
初動が大切なんだと、今だから言えることなのですが、ぼんやりとしていると後々、対処のしようもないような不安な世の中にしてしまうということも嫌というほど感じました。
ビジネスの世界でも同様に、世界の動きが大きく変わりました。
日本もその渦の中にあり、現在もまだ先が見えない状況です。私自身、リアル、対面の状況から今年に入り、オンラインにビジネスの流れを変えました。
やり方がわからない、どのように資料を使ったらいいのだろうか?など、課題はたくさんある中で、まずはやってみる事だろうと「恥」をかくことをことを恐れていては前に進まないだろう、何とかなると楽観的な部分で前に進んできたように思います。
冷や汗を随分かきましたし、パソコンの使い方がわからず、お客さまに助け舟をいただいたことも何度かありました。 そんな経験を何度もしているうちに、今では割と余裕でできるようになりました。やはり何でも、場数をこなすことが大切と思いました。
こんな2020年でしたが、今年試されたことは変化を恐れないで、その波に乗っていくこと、挑戦をすること、自分の気持ちに負けないことだと考えました。
そんな風に2020年を振り返ると、随分と新たな挑戦を繰り返したように思います。
それを超えた先には、今までは関東圏のお客さまばかりでしたが、全国に広がりました。
2020年がなければ、こんな挑戦は到底していなかったかもしれませね。
経営をしていくこととは・・・
昨年までは当たり前だった、会議室やオフィスなどをコロナを機に多くの企業がテレワークなどを推進したりと見直しを図っています。商談も対面でない方法などを模索し始めて、オンラインでの商談方法などを構築しています。
要するに考え方をガラッと変えないと、ビジネスが前に進まない岐路に立たされたということです。こんな時に決断を迫られるのは、経営者になりますね。
「人生の質は決断の質で決まる」という人がいますが、全くその通りと思います。
経営者は何を選んで何を捨てるかであり、その決断の速度は時間ばかりかけていては経営が立ち行かなくなります。決断はスピーディーでシンプルでなければ前に進む速度も加速しないものです。
時間は待ってくれないので、限られた時間の中でどれだけ決断をして、どれだけ行動をしたかに尽きますね。そんな経営者の姿勢を、お客さまは見ていると思います。
要するに現状に固執してしまい、過去ばかりを見て未来を見据えることができないと、いつまでも変わることなどできません。
困難な時代の中でも、先に針の穴ほどの光があり、未来の会社の為にいいことであれば、思い切って決断をして前に進むべきと考えます。
大企業では、決断は稟議を回していき、判断をする人が多いので、スピーディーな決断は難しいですが、自分の経営判断で前に進めれる規模の会社であれば、大企業にはできないスピード感で前に進むことが最良の策になる気がします。
プライベート面での2020年は・・・
プライベート面での2020年はを振り返りますと、私は母を介護をしながら起業をしていたわけですが、今年の3月初旬に母が他界をして、天国に旅立ちました。老衰ですから、人はいつかは死んでしまうのですが、私はなぜか母が死なないと思っていたのです。
母の安らかな死に顔を見て感じたのが、人の一生は、あっけないなというのが感想です。
いろいろあったにせよ、あっという間に、儚く終わってしまうものなんだと思いました。
人は死ぬと苦しかった顔から、ケンが取れるというのか、とても安らかな笑った顔になるんだと思いました。人間界の苦しみから解き放たれて、この世の使命を果たし、天国に向かっているんだなと思いました。
それは、今年の2月に商工会議所の講演会の講師の仕事の出張から帰ってきた矢先の緊急入院から始まり、3週間の出来事でした。
しばらくは「ヘナヘナ」な状態となり、力も出なくなり、精神的にもかなりきつくて、生徒さんにもしばらくお休みの了解をいただき、休養をしていました。
何もできなくなるとはこのことで、人間はやる気やモチベーションがないと、働くことができないもんだと勉強になりました。
そんな時に助けてくれたのが、SNSからのお会いしたこともないフォロワーさんからの温かい励ましの声でした。
自分を応援してくれている人がいる、自分を待っていてくれる人がいる~~
そんな人の温かみを感じた時に立ち直れました。
すべて変化・変化・変化の年だった気がします。
苦しい時代だったからこそ思うこと!!
この変化の年だったからこそ感じたことが随分ありました。
最初はこの変化にどう立ち向かったらいいのかを悩みましたが、見ている視点や焦点を変えることでビジネスも変化をし始め、違った喜びさえもたらしてくれました。
例えば関東圏のみだったビジネスが、全国に広がったことなど・・・
そんな中で起業家というのは社会の中でどんな立ち位置なんだろうと考えました。
会社員時代は会社の中だけの世界で立ち回っていればよかったわけです。自分の組織をどう守り、対外的にはどう攻めて収益を上げていけばいいのか?
毎年決定する予算を達成するために、企画や施策や人をどう動かすのか?ばかりを考えていました。
しかし、起業家になってからは、社会の中での立ち位置としてはビジネスにおいて悩める人への旗振り役となり、音頭を取って社会の中で牽引をして、ゴールに導くリーダーであるという使命が、起業を志して7年目の、独立をして4年目の結論です。
数多くの失敗、起業の方針が定まらず迷いの中で日々過ごしたこと、何をやっていいのかわからない時期を経て、現在見えていることが数多くの苦しい経験が教えてくれました。
2021年のスタートにあたり考える事
変化の多い、苦しかった一年もようやく終わろうとしています。
2020年はコロナがあったから、本当はこんなことがやりたかったのに、できなかったと考えがちですが、終わってしまえばすべて感謝の一年に感じます。
いろんな変化を素直に受け入れたおかげで、素敵な出会いが沢山ありました!
私の実家は禅宗のお寺ですが、小さいころ住職の父が、当時はガリ版と言ってパソコンなどがないので一文字一文字を、書いて紙に印刷をして、町の人に配っていました。
「何をやっているの?」という幼少の私の質問に、父は「町の人の心の部分に少しでも灯をつけていきたいんだ!」と言っていたように思います。
今でいう「メールマガジン」や「LINE公式」みたいな感じだったんでしょうね。
その時にやっていたのが「おかげさま運動!」というのをやっていたように思います。
「〇〇のおかげさまで」というように、物事を考えていく運動です。
とかく人は、「〇〇のせいで」と考えて、恨み節が多くなってしまいますが、苦しい生き方になってしまいます。
それを「〇〇のおかげで」という考え方にしていくと人の生きる道はとても楽になってきます。
今日というこの日は、二度と来ませんね。大切に生きていきましょう。
この一年本当にありがとうございました!
良いお年をお迎えくださいませ。