時代の変化とともに、起業家になる人たちが増えてきました。
起業当初は、キラキラと輝き笑顔の起業家を夢見ています。しかし、時間経過とともに失速、段々と元気がなくなってしまう人が殆どです。
思ったように成果を出せない、売上の目処が立たない、経営が軌道に乗らない・・・
それどころか、起業のスタートアップにも立てておらず、何年も経過してしまった。
起業資金として持っていた貯蓄も残りわずか・・・
頭の中は、「今月の売上はどうするんだ!」と連呼しているもうひとりの自分・・・
段々と焦ってしまう気持ちが強くなり、起業当初の炎は「風前の灯火」(ふうぜんのともしび)!
しかし、そんな人たちが多くいる中で、一方で成功をしている上位起業家も6%の比率でいるのも事実なのです。今回は、そんな成功する起業家の特徴として3つのシンプルな行動パターンがありますので、お届けします。
成功する起業家とは?
日本では大企業が目立っていますが、実は99.7%が中小企業になります。
また、中小企業庁の統計データによりますと、平成28年には8446件の企業が廃業に追い込まれています。
そして、独立起業、開業をして、何%くらいの会社が生き残っていけると思いますか?
生存率は、もっと恐ろしい数字になりますが、5年で85%、10年では94%の会社が消えていきますから、5年経過したら15%の生存率、10年経過をしたら6%の生存率になります。
100人の起業家がいたとしたら、10年では6人の起業家しか残っていないということです。
とても厳しい状況ですね!
そんな成功する6%の中に残るためには、どんな共通する行動パターンがあるのでしょうか?
失敗する起業家の行動パターンは?
では、94%の失敗をする起業家の行動パターンはどんなものがあるのでしょうか?
①決断ができず、スピードが遅い行動パターンの人
とにかくあれこれと来る日も来る日も考えすぎてしまい、決断ができないことが多い人。
そのため、行動に移す頃には、時すでにに遅し、市場も様変わりというパターンが多いのです。
成功をしたいと思うあまりに、失敗することを恐れてしまい、行動ができないという人も多いのです。起業をして成功をする人は、失敗の数の大さという人もいるくらいです。
②他人と比較をして自己嫌悪に陥り中々抜け出せない行動パターンの人
とにかく他人の目を気にして、一つの失敗で自己嫌悪に陥ってしまい、前に進めないタイプ。
起業家はキラキラと輝いてカッコよく装わないととばかり、他人の目を気にするあまり、外見的なことばかりを気にしてしまいます。
すると次の行動は、心と裏腹に同じような起業仲間と群れを作り傷を舐めあい、安心感を得ている行動パターンの人。
③何でも自分一人で「頑張ること」が目的になってしまっている行動パターンの人
パフォーマンスの出し方として、とにかく自分ひとりで、頑張って、頑張って精一杯やろうとしている人。ともすれば、Daily業務の大半を作業ばかりをしてしまい、売上に直結する行動をせず、一日が終わってしまう人もいます。
「木を見て森を見ず」という言葉があります。
目の前の「木」ばかりを見て、その先にある「森」を見ようとせず、ゴールに対する現在地点がわからない行動パターンの人。
「頑張ること」が目的になってしまっているパフォーマンスでは、その先の「何のために頑張っているのか?」の本来のゴールが見えなくなってしまいます。そうなるとゴールへたどり着く、戦略も立てることもできず、ただの作業をする人、何処まで行っても時間だけが過ぎて、ゴールは見えなくなってしまい本末転倒の姿に陥ってしまいます。
上位6%の成功する起業家になるための行動パターンは?
それでは、上位6%の成功する起業家になるためには、対処法はどのようにしたらよいでしょうか?
①起業家、経営者となったら、決断とスピードが命!
私が会社員から独立をして起業家になった時にまず最初に感じたことは、成功している起業家は現状に満足をせず、向上するためにとにかく勉強をしているということです。
取り入れられることは、直ぐに決断をして行動に変えてしまうスピードの速さがあります。
要するにグズグズしていないということです。
常に攻め続けています!また、攻め続けることが、最大の防御であることも身を持って知っています。頭であれこれ考えすぎてしまい、頭でっかちになる前に、インプットしたらアウトプットするので、時には失敗をすることがあっても、「いい勉強をした」と学習と捉えます。
次に実行をする場合は、修正をして改善をして、更に進化をして行動をしようとしますから、インプットしたものもより実践的になります。
成功する起業家は、「タイム イズ マネー」であり、「タイミング イズ マネー」であると時とタイミングの重さを知っています。
②踏まれても踏まれても起き上がる「タンポポ」のような人!
成功する起業家は、あれこれ悩みすぎず、人の目を気にせず、先ずはやってみよう精神の人なんです。起業、会社経営には失敗はつきものなんです。
成功をする起業家の特徴として、失敗したとしても失敗からの立ち直りや、頭の切り替えが速く、引きずらないということがあります。
いつまでもクヨクヨとしていないので、「また次」と前に進む力に変えていきます。
失敗から修正をして改善をしているために、次の行動は進化をしており、行動する量が増えて、質も格段に上がり、成功するという行動パターンになります。
③行動の8割を利益追求の行動パターンにしている!
起業をして会社を軌道に乗せるまでには、時間の使い方が鍵といえます。
時間はすべての人に平等に与えられています。起業した時に、感じられることはあまりにもやることが多すぎて、何から手を付けていいのか分からないという時期があると思います。
しかし、その時にまず最初に考えるべきことは、会社の利益です。利益がなければ、会社は立ち行かなくなってしまいます。
そこで、考えるのはすべての人間に平等に与えられた時間をどう配分するのか?ということです。あれこれやることが多く、時には作業をすることに追われてしまい、あっという間に一日が終わってしまったということがあるかもしれません。
起業をして売上がなければ、会社も軌道に乗らず、10年で94%が廃業という厳しい現実が待ち受けています。
会社を軌道に乗せるためには、一にもニにも、行動の8割を利益追求の行動をするということです。
また、収入の柱を複数持つということも大切です。会社員ではありませんから、毎月、決まった日にお給料の支給があり、1年に2回、6月と12月にボーナスが支給されるという生活ではありません。
ある月は大幅な収益が上がった、しかし、翌月はダウンなど、起業創業時は波があります。
そこで、一つの商品やサービスに売上依存をしないということが重要です。
複数のキャッシュポイントを持ち、チョコチョコ稼ぎをしていくというのがポイントです。
成功する起業家は、得意先を複数持つ、売れる商品をいくつか持つなどの仕掛けづくりも、合わせてやっています。
そして、浪費や経費の無駄使いをせず、小さく始めて大きく育てるという手堅いビジネスプランを実行しています。
成功する起業家のシンプルな3つの行動パターンのよくあるご質問
Q1 : 頭でわかっていても、行動に変えられない?
私は会社員から起業家になりましたので、起業塾に入りいろいろとインプットをしている最中です。頭ではわかっていても行動にかえることが出来ません、どうしたらいいでしょうか?
A1 : 行動しない学びは怖くなる。
インプットをしてアウトプットをしないと、だんだんと学びが深まり過ぎて、行動をしない勉強は怖くなってしまい、行動が益々できなくなるという悪循環に陥ります。
そして、だんだんと起業すること自体も怖くなってきます。すると、いつまで経っても起業ができなくなってしまいます。
いつしか、当初の起業の夢は何処かに行ってしまいます。
怖さの原因は、当初は起業をするために学び、インプットをしたわけなのですが、次から次に学ぶことで、ご自身の実体験がないので、懐疑的となり、頭でっかちとなり、不安感の方が大きくなってしまい、とうとう行動に移すことができなくなってしまうわけなのです。
このインプットとアウトプットの考え方を知り、学んだら都度、実践をされることが何より重要です。
人間は弱い生き物ですから、中々、ご自身で難しい場合もあると思います。
そんな時は、信頼のおけるメンターをつけて行動を加速させて、ゴール達成をしていくのも一つの手です。
こちらの記事もご参考にされてください。
sales.jsi-life.com/blog/jisekinohito
Q2 : 失敗の過去の経験からどうしても前に進めない?
行動をして失敗をすると、いけないこととはわかっていても「自分てダメだな」と自己嫌悪に陥ってしまい、クヨクヨしてしまいます。
立ち直りや、頭の切り替えを速くして、引きずらないようにしたいのですがどうしたらいいのでしょうか?
A2 : メンタルのコントロールをする
生身の人間ですから、失敗をした時に滅入ってしまうのは当然と思います。人間は過去の失敗に引きづられてしまい、どうしても前に進むことができなくなる時があります。
そこでどうするのか?・・・ですよね。
人間の行動はモチベーションが必要ですね。そしてメンタルをコントロールすると、行動が強化されます。それは、人間の80%がモチベーション、20%がスキルやテクニックだからなのです。
こんなにもマインドが人間を左右しています。もちろん起業時のスキルやテクニックがないと、前に進みませんが、それを支えるのはモチベーションなのです。
あなたの仕事の原点は何か?なぜ、起業したかったのか?などを考えて、自己管理ノートなどを作成をしていくと、行動の加速ができます。
行動を加速させるノート術などは別の号でお届けしますね。
失敗をした時に自分を責めてしまいがちですが失敗の原因や課題を、紙に書き出す習慣づけをされることも良いと思います。
頭の中であれこれと考えすぎると、混乱をしてしまいます。
頭の中にある課題や悩みなどは、全て紙の上、できたらスケッチブックのような大きな紙に、すべて書き出してみましょう。
すると不思議なことに、冷静に自分自身を客観的に見ることが出来ます。
また、場数を踏むということも重要です。荒療法かもしれませんが、起業時は失敗続きで、ほとほと嫌になることも多いと思います。
しかし、諦めないで継続をして、続けていくことが重要です。その時に、冷静になり、過去の失敗から修正をして改善をしたもの、PDCAのサイクルを早く回すことが将来の夢の実現に繋がります。
Q3 : 起業したばかりで、やる事が多くて利益追求の仕事が後回し?
起業したばかりですが、やることが多くて、自分ではいけないと思いながらも気がつけば作業ばかりしている自分がいます。売上に直結する行動をしたいのですが、時間をうまく使えません。どうしたらいいでしょうか?
A3 : 毎日の行動が人生を創ります!
やる事(業務内容)が多い時は、頭の中がいっぱいでそれ以上は頭に入りません。
逆にやらなきゃ、やらなきゃとストレスになってしまいます。
そこで、頭の中を整理しましょう。紙を用意してください。頭の中をすべて、紙に書き出します。
紙の上で解決をつけていきます。
ご自身の現在の仕事を4つのタスクに分けてみましょう。
利益追求するという観点で捉えて、横軸は効果の高低です。縦軸は時間の多少です。交差をさせて、一番右上にくる部分のタスク、つまり利益追求のために効果が高くて、時間が少ないタスクの部分が、優先順位の1位で直ぐに対応をすることです。
次は、1日の時間軸を考えます。売るための行動管理をしていきます。つまり、利益につながる行動をしていくことです。
苦手な作業などはアウトソースを利用するなど、ご自身の時間を作ってください。
毎日の行動が、人生を創っていきます!
まとめ
・上位6%の成功する起業家とは、3つのシンプルな行動パターンをしている。
・失敗する起業家の行動パターンは?
①決断ができず、スピードが遅い行動パターンの人
②他人と比較をして自己嫌悪に陥り中々抜け出せない行動パターンの人
③何でも自分一人で「頑張ること」が目的になってしまっている行動パターンの人
・上位6%の成功する起業家になるための行動パターンは?
①起業家、経営者となったら、決断とスピードが命!
②踏まれても踏まれても起き上がる「タンポポ」のような人!
③行動の8割を利益追求の行動パターンにしている!